──あの頃のジーンズを、また履くために。
■ はじめに:「気づいたら15キロ増えてた」あるあるすぎる話
「え、結婚した当時より15キロも太ってる…?」
体重計に乗った瞬間、リアルに固まる40代男子。
結婚・仕事・育児・家のローン。
忙しさの中で「自分のことは後回し」にしてきた結果が、これ。
・昔は細身のデニムも似合ってた
・Tシャツ1枚で外を歩けた
・鏡の中の体型が“おじさん”になっていくのがショック…
でも、「元に戻るのは無理だ」なんて、誰が決めた?
この記事では、40代男子が「昔の体型」に近づくために、無理なく続けられる習慣と考え方を紹介します。
“15キロ減”を目指すのではなく、“1歩ずつ軽くなる”感覚で取り組めばOK。
目指すのは、「あの頃の自分に再会する」ことです。
■ 第1章:なぜ太った?40代男子の「増量メカニズム」
◆ 1. 食べる量は変わらず、代謝だけ落ちている
20代と同じように食べていても、40代では太ります。
理由は明確。基礎代謝の低下。
昔:食べた分が“燃える”
今:食べた分が“余る”
この余ったカロリーが、お腹・顔・背中に“蓄えられている”だけ。
◆ 2. 家族のために動いているつもりが「運動ゼロ」
「育児してるから動いてる」
「仕事で疲れてるから運動してる気分」
…実は、消費カロリーはほとんど変わらないという落とし穴。
忙しい=運動してる、ではない。
動いてるつもりでも、“燃えてない”のが現実です。
◆ 3. 飲み会・晩酌・つまみで、夜だけカロリー爆増
夜のビール、からあげ、シメのラーメン。
「今日くらいいっか」が毎日になると、体重は確実に増えます。
そして内臓脂肪が蓄積され、ぽっこり腹の完成。
■ 第2章:昔に戻りたいなら、“頑張らない努力”を
「15キロ減」なんていう数字は、実はどうでもいい。
大事なのは、自分が気持ちよく過ごせる体に近づくこと。
そしてそれは、“ハードな筋トレ”でも“糖質カット生活”でもなく、
日常にちょっとした“マイナス習慣”を加えるだけで可能です。
◆ 1. 「歩く」だけでも痩せる。とにかく歩こう
- 駅では階段を使う
- 1駅分、歩いて帰る
- 通勤前に10分ウォーキング
特別なことをせず、日常の移動をエクササイズに変えるだけで、体が軽くなる感覚が戻ってきます。
◆ 2. 食べる量は減らさない。「食べる順番」を変える
- 野菜→スープ→主菜→ごはん(順番を変えるだけ)
- おかわりNG、たまにならOK、でも「噛む回数増やす」
- 炭水化物を“夜だけ控える”で十分効果あり
ストレスがない“ゆる制限”が、続けられる鍵。
◆ 3. お腹だけ狙い撃ち。「寝る前プランク」習慣
- 毎晩、1分間だけのプランク
- 慣れてきたら2分→3分と増やす
- 腹筋は回数より“毎日の習慣”が効く
「筋トレ苦手でも、これだけは続けてる」
そんな“俺だけの習慣”を持つと、モチベーションも維持しやすいです。
■ 第3章:「減らす」ことより、「戻る」ことを目指す
ここが今回一番伝えたいこと。
15キロ痩せたい、ではなく──
「あの頃の自分に戻りたい」を目標にしよう。
◆ 昔のジーンズが入る
→「よっしゃ!」という快感が復活
◆ 昔のTシャツが似合う
→ 自分にちょっと自信が戻る
◆ 昔の写真と並べてみる
→「あの頃より今の方がいいかも」と思える日が来る
体重や見た目は、「自信のバロメーター」。
そしてそれは、取り戻せるものです。
■ 第4章:リバウンドしないコツは「ガマンしないこと」
痩せるのは実は簡単。
難しいのは、“キープすること”。
そのためには、
- 食べない
- 無理する
- 禁止する
という“頑張り型”ではなく、
- 少し動く
- よく噛む
- 楽しむ
という“気持ちいい型”がベスト。
◆ 体型キープのための3つのマイルール(実例)
- 毎朝体重を測って“変化だけ見る”(増減に一喜一憂しない)
- 飲み会がある日は、昼を軽めに(調整力)
- 好きなものは“週1で解禁日”をつくる(我慢ゼロ)
無理のない習慣が、最強の“リバウンド予防”です。
■ おわりに:「15キロ戻した」より「笑顔が戻った」
15キロ減らせたらもちろんうれしい。
でも、体型を戻すこと以上に大事なのは、
・また自分に自信を持てた
・パートナーや子どもに「カッコいい」と言われた
・昔の自分とつながれた気がした
という“心の回復”。
体が軽くなると、心も前向きになる。
「変わろう」と思った日から、あなたはすでに昔の自分に近づいています。