音楽サブスクリプションサービスの、Spotify、Apple Music、Amazon Music、楽天ミュージックの4つのサービスを比較。
比較ポイントには、料金プラン、音質、曲数、オフライン再生、対応デバイス、家族プラン、無料期間、特徴など。
目次
音楽サブスク比較ポイントざっくり解説
スクロールできます
| サービス名 | 料金（月額） | 音質 | 曲数 | オフライン再生 | 対応デバイス | 家族プラン（月額） | 無料期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Spotify | ¥980（個人プラン） | 最大320kbps | 1億曲以上 | 可能 | スマホ、PC、スマートスピーカー | ¥1,580 | 3か月 | 無料プランあり、AIによるおすすめが強力 |
| Apple Music | ¥1,080（個人プラン） | 最大無圧縮ロスレス | 1億曲以上 | 可能 | iPhone、iPad、Mac、Android | ¥1,680 | 1か月 | 空間オーディオや無圧縮ロスレス音質対応 |
| Amazon Music | ¥880（プライム会員） | 最大HD/Ultra HD | 1億曲以上 | 可能 | Alexaデバイス、スマホ、PC | ¥1,480 | 3か月 | プライム会員だとお得、Alexaとの連携が便利 |
楽天ミュージック | ¥500（個人プラン） | 最大320kbps | 600万曲以上 | 可能 | スマホ、PC | ¥980 | 30日 | 楽天ポイントが貯まる、コスパが良い |
- 料金プラン：各サービスの個人プランと家族プランの料金が異なります。特に楽天ミュージックはコスパが良く、料金が低めです。
- 音質：Apple MusicやAmazon Musicは、無圧縮ロスレス音質や空間オーディオ対応で、音質にこだわるユーザー向けです。
- 曲数：どのサービスも1億曲以上を提供していますが、楽天ミュージックは600万曲と少なめです。
- オフライン再生：すべてのサービスがオフライン再生に対応していますが、Spotifyは無料プランでも一部制限付きで利用可能です。
- 対応デバイス：Apple MusicはApple製品との相性が良く、Amazon MusicはAlexaデバイスとの連携が便利です。
音楽サブスク比較詳細
1. Spotify
メリット
- 無料プランがある：Spotifyの大きな利点は、広告が入るものの無料プランを提供している点。これにより、気軽に音楽を試聴できるため、ライトユーザーや学生などには特に魅力的です。
- AIによるレコメンド機能が強力：Spotifyは独自のアルゴリズムを使い、ユーザーの好みに合わせた音楽をレコメンドする機能が非常に優れています。プレイリストや「Discover Weekly」などの機能が豊富で、新しい音楽との出会いを促進してくれます。
- 多様なデバイス対応：Spotifyはスマートフォン、PC、スマートスピーカーなど幅広いデバイスで利用可能です。また、サードパーティのアプリやゲーム機などでも利用できるため、デバイスに縛られずに楽しめます。
- ソーシャル機能が充実：友達とプレイリストをシェアしたり、同時に音楽を聴いたりする「グループセッション」機能があるため、音楽を通じた交流も楽しめます。
デメリット
- 音質が他サービスに劣る：Spotifyの音質は最大320kbpsと、Amazon MusicやApple Musicの無圧縮ロスレス音質には劣ります。音質に強いこだわりがあるユーザーには少し物足りないかもしれません。
- 広告が多い（無料プラン）：無料プランでは頻繁に広告が流れ、スキップが制限されるため、ストレスを感じる場合があります。
口コミ
ポジティブな口コミ:
- レコメンド機能が優秀：ユーザーの多くがSpotifyのレコメンド機能に満足しており、プレイリストの自動作成や新しいアーティストの発見がしやすいと評価されています。特に「Discover Weekly」や「Release Radar」などの機能は、音楽愛好家に支持されています。
- 無料プランの利便性：無料プランでも満足しているユーザーが多いです。特に、通勤や作業中にBGMとして活用しているライトユーザーに人気があります。
ネガティブな口コミ・トラブル:
- 広告の頻度：無料プラン利用者からは広告が多く、頻繁に中断されるとの不満が見られます。また、広告のスキップができない点も批判されています。
- サポートの対応：一部ユーザーからは、トラブル発生時のカスタマーサポートの対応が遅い、または十分ではないとの声があります。特に課金関連のトラブルやアカウント復元の問題で苦情が寄せられています。
- プレイリストの管理が複雑：膨大な数のプレイリストを持っているユーザーからは、管理が煩雑であるとの指摘があります。プレイリストの整理や検索に不便を感じるユーザーもいます。
トラブル事例
- プレミアムプランの自動更新に関するトラブル：無料トライアル後に自動的にプレミアムプランに移行し、気づかないうちに課金されていたとの声がありました。解約手続きがわかりづらいとの不満もあります。
- アプリのバグ：一部のユーザーから、アプリがクラッシュする、プレイリストが同期されないといった技術的なトラブルが報告されています。
2. Apple Music
メリット
- 無圧縮ロスレス音質対応：Apple Musicは、最大で無圧縮のロスレスオーディオや空間オーディオに対応しているため、高音質を求めるユーザーには最適です。特にハイレゾ音源に対応している点は、オーディオファンにとって魅力的です。
- Apple製品との相性が良い：Apple Musicは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなど、Apple製品とシームレスに連携します。特にSiriを使った音声コントロールや、自動でデバイス間を切り替えられる機能が便利です。
- オフライン再生が無制限：Apple Musicではオフライン再生の制限がなく、ダウンロードした曲を自由に聴くことができます。
デメリット
- 無料プランがない：Apple Musicは無料プランがなく、試聴には有料プランの契約が必要です（無料体験期間はあります）。Spotifyのような広告付きの無料版を求めているユーザーには不向きです。
- レコメンド機能がSpotifyほど強くない：Apple Musicにもレコメンド機能はありますが、Spotifyの独自アルゴリズムほどパーソナライズが強力ではないため、新しい音楽発見の体験が少し劣る可能性があります。
口コミ
ポジティブな口コミ:
- 音質の高さ：特にロスレス音質や空間オーディオに関する口コミが非常に高く、音質にこだわるユーザーからの評価が高いです。特に高級イヤホンやヘッドホンを使用しているユーザーは、Apple Musicの音質に満足している傾向があります。
- Apple製品との統合性：Appleデバイスとの連携のスムーズさが評価されており、iPhoneやMacを利用しているユーザーにとって使いやすいとされています。
ネガティブな口コミ・トラブル:
- UI（ユーザーインターフェース）の問題：Apple MusicのUIに対して、ユーザーが使いづらいと感じることがあります。特に、ライブラリやプレイリストの管理が直感的でないと感じるユーザーがいます。
- 音楽の同期問題：一部ユーザーからは、iCloud Music Libraryの同期に不具合が生じ、ライブラリの曲が消えたり重複したりする問題が報告されています。
- レコメンドの精度が低い：Spotifyと比べ、Apple Musicのレコメンド機能が物足りないという声が多く、新しい音楽発見の体験に不満を感じるユーザーがいます。
トラブル事例
- ライブラリの消失：iCloud Music Libraryを使用中に、ライブラリ内の曲やプレイリストが消えるトラブルが報告されています。これは同期の不具合やサーバーエラーが原因とされていますが、復旧が難しいケースもあるようです。
- 課金関連のトラブル：家族プランを利用しているユーザーから、正しい料金が請求されない、または請求が重複するというトラブルが報告されています。特に、Apple ID関連の課金処理での不具合が問題になっています。
3. Amazon Music
メリット
- プライム会員なら安価で利用可能：Amazonプライム会員であれば、Amazon Musicの個人プランが非常にリーズナブルです。プライム会員にとっては、他のサブスクと比べて圧倒的なコストパフォーマンスを提供しています。
- HD音質とUltra HD音質に対応：Amazon MusicはHDとUltra HDの高音質を提供しており、ロスレスオーディオもサポートしています。音質にこだわるユーザーにも満足できる選択肢です。
- Alexaとの連携が強力：Amazon MusicはAlexaデバイスと完璧に連携します。音声で音楽を操作できるほか、家中のEchoデバイスでシームレスに音楽を再生できます。
デメリット
- アプリの使いやすさが劣る：Amazon Musicのアプリは、SpotifyやApple Musicに比べて直感的でない、操作性がやや劣ると感じるユーザーが多いです。プレイリストの管理や検索機能に関しても、使い勝手がやや悪いという声があります。
- 曲のライブラリが一部制限される：Amazon Musicにはいくつかのプランがあり、プライム会員向けの「Amazon Music Prime」では曲数が制限されているため、フルアクセスを望む場合は「Amazon Music Unlimited」にアップグレードが必要です。
口コミ
ポジティブな口コミ:
- プライム会員向けのコスパ：プライム会員であれば月額¥880で利用できるため、価格と提供される音質・曲数に対して非常にコストパフォーマンスが高いとの評価が多いです。
- HD/Ultra HD音質の満足度：音質に関する口コミは良好で、特にHDとUltra HD音質に対応している点が評価されています。これにより、Spotifyや楽天ミュージックよりも高音質を楽しむことができます。
- Alexaとの連携が便利：Amazonデバイス（特にEchoシリーズ）を使っているユーザーからは、Alexaで簡単に操作できる点が便利と評価されています。特に家事中や手が離せない時に音声で音楽を操作できるのは大きな利点です。
ネガティブな口コミ・トラブル:
- アプリのUIに対する不満：アプリの使い勝手が他のサービスと比較して劣るとの口コミが多く、特にプレイリストの管理や曲の検索に関しては改善を望む声が多いです。
- レコメンド機能が弱い：SpotifyやApple Musicに比べて、Amazon Musicのレコメンド機能が弱く、個人の好みに合った音楽を見つけにくいという声が上がっています。
- ライブラリの不足：Amazon Musicの基本プラン（プライム会員向け）では利用できる曲が制限されており、Unlimitedプランにアップグレードしないとフルライブラリにアクセスできないことに不満を感じるユーザーがいます。
トラブル事例
- 音声コントロールの不具合：Alexaを使って音楽を操作する際、意図しない曲が再生されたり、コマンドが認識されないというトラブルが報告されています。特に方言やアクセントの強い発話をした場合に誤認識されやすいという声があります。
- オフライン再生の不具合：一部ユーザーから、オフライン再生用にダウンロードした楽曲が正常に再生されない、または再生できなくなるトラブルが報告されています。
4. 楽天ミュージック
メリット
- 料金が安い：楽天ミュージックは、他のサブスクリプションサービスと比較して非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。個人プランで月額¥500というコスパの良さは、ライトユーザーやコスト重視のユーザーにとって魅力的です。
- 楽天ポイントが貯まる：楽天のサービスを利用することで、楽天ポイントが貯まります。音楽を聴きながらポイントが貯まるのは、楽天経済圏を活用しているユーザーには大きなメリットです。
- 基本機能は十分：曲数は他の大手サービスに比べると少ないものの、オフライン再生などの基本機能は備わっており、日常的に音楽を楽しむには十分です。
デメリット
- 曲数が少ない：楽天ミュージックは600万曲以上と、大手のSpotifyやApple Musicに比べて曲数が圧倒的に少ないです。最新の音楽や幅広いジャンルを楽しみたい場合、他のサービスの方が向いています。
- 音質にこだわりがない：音質は最大320kbpsと、他のサービスに比べて高音質対応ではありません。音質にこだわるユーザーにとっては物足りないかもしれません。
口コミ
ポジティブな口コミ:
- コスパの良さ：他の大手サービスに比べて料金が安く、月額¥500で音楽サブスクリプションを楽しめる点がユーザーから高評価を得ています。特に音楽をそこまで頻繁に聴かないライトユーザーや、コスト重視のユーザーに支持されています。
- 楽天ポイントが貯まる：楽天経済圏を利用しているユーザーにとって、楽天ミュージックを利用することでポイントが貯まるという点は大きなメリットです。
ネガティブな口コミ・トラブル:
- 曲数が少ない：大手サービスと比べて、楽天ミュージックは提供される楽曲数が少ないため、最新の曲やニッチなジャンルの曲が不足しているという不満が見られます。
- 音質が他サービスに劣る：音質は最大320kbpsであるため、Amazon MusicやApple Musicのようなハイレゾ音質を求めるユーザーには不満が残ります。
トラブル事例
- アプリの不安定さ：楽天ミュージックのアプリがクラッシュする、またはレスポンスが遅いというトラブルが報告されています。また、ダウンロード機能に不具合があると感じるユーザーもおり、オフライン再生時に曲が再生できなくなることもあるようです。
まとめ
それぞれのサービスには独自の強みがあり、ユーザーのニーズに応じて選択肢が変わります。
- 音質重視なら、Apple MusicやAmazon Musicがおすすめ。
- 新しい音楽との出会いを楽しみたいなら、Spotifyのレコメンド機能が有効。
- コスト重視なら、楽天ミュージックが最適。
- Amazonプライム会員でコストを抑えたいなら、Amazon Musicがベストな選択肢です。
このように、記事では各サービスのメリットとデメリットを深く掘り下げました。
自分に合った選択肢を選ぶようにしましょう。