SONY WH-CH520 レビュー: コストパフォーマンスに優れたエントリーヘッドホン

最近、エントリーレベルのワイヤレスヘッドホンとして注目を集めている「SONY WH-CH520」。

手頃な価格でありながら、音質や機能性に優れており、多くのユーザーに支持されています。

本記事では、実際に使ってみた感想を交えながら、SONY WH-CH520の魅力を徹底的にレビューします。


目次

SONY WH-CH520 レビュー

デザインと装着感

まず、デザインに関しては、非常にシンプルで無駄のない印象です。マット仕上げのプラスチック製で、軽量さが際立っています。約147gという重さは、長時間のリスニングセッションでも耳や頭に負担を感じにくいです。また、コンパクトに折りたためないものの、スリムな形状で持ち運びがしやすいのも魅力です。

イヤーカップはソフトな素材で覆われており、圧迫感が少ないため、比較的快適に着用できます。しかし、耳を完全に覆うタイプではないので、外部音の遮音性は少し弱めです。これがメリットにもデメリットにもなり、屋外での使用時には周囲の音も聞こえやすく、安全面での利点もありますが、静かな環境で没入感を求める場合には少し物足りないかもしれません。


音質

音質に関しては、価格帯を考慮すると非常に満足のいくクオリティです。SONYのDSEE(デジタルサウンドエンハンスメントエンジン)が搭載されており、圧縮音源でもクリアな音質が再現されます。音の特性としては、バランスの良さが際立ちます。低音が強調されすぎることなく、全体的にクリアで自然なサウンドが特徴です。

高音域はきらびやかで、ボーカルやアコースティック楽器の再現性が非常に優れています。一方で、低音域は控えめであり、重低音を求めるリスナーには少し物足りなく感じるかもしれません。ですが、全体的には疲れにくい音質設計になっているため、長時間の使用でも耳への負担が少ないです。


機能と接続性

SONY WH-CH520はBluetooth 5.2を搭載しており、接続の安定性は抜群です。音飛びや接続の途切れがほとんどなく、スムーズに音楽や通話を楽しむことができます。また、マルチペアリング機能により、スマートフォンやPC、タブレットなど複数のデバイスと簡単に切り替えができるのも便利です。

さらに、通話品質にも優れており、ビームフォーミングマイクが外部ノイズを効果的に除去してくれるため、通話相手にもクリアな音声が届きます。テレワークやオンライン会議での使用にも適しているでしょう。


バッテリー性能

バッテリー性能は、このヘッドホンの大きな魅力の一つです。最大50時間の連続再生が可能で、頻繁に充電する必要がないのは非常に便利です。急速充電にも対応しており、たった10分の充電で約1.5時間の再生ができるため、急ぎの際にも安心です。


価格と総合評価

SONY WH-CH520は、コストパフォーマンスに非常に優れたモデルと言えます。エントリーレベルのワイヤレスヘッドホンとしては音質、装着感、バッテリー性能、接続安定性など、多くの面でバランスが取れており、特に初心者や日常使いのヘッドホンとして最適です。

総合評価:★★★★☆(4.5/5)


メリット

  • 軽量で長時間使用しても疲れにくい
  • バランスの取れた音質
  • 50時間の長時間バッテリー
  • 安定したBluetooth接続
  • 通話品質が高い

デメリット

  • 折りたたみ不可で持ち運びにやや不便
  • 低音域が控えめで、重低音を好む人には不向き

この価格帯でこれだけの機能を持つヘッドホンは少なく、コスパ重視の方にとっては非常に魅力的な選択肢です。

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