「風邪ひいてる?」
最近、こう言われることが増えました。
「なんか声、詰まってない?」
「どうしたの?」
「声出しづらそうだね」
自分でも分かっています。
声が出しづらい。
特に、人と話すとき。
声を出そうとしても、スッと出てこない。
喉の奥で引っかかるような感じがあったり、声を出すこと自体に力が必要だったりする。
そして何より困るのが、
「普通に話したいだけなのに、声が出ない」
ということ。
僕は長い間、発声障害に悩んできました。
そして今、
本気で治したい。
そう思っています。
僕は「声」を使ってきた人間です
僕は昔、歌をやっていました。
人前で歌うこともありました。
だから、僕にとって「声」は普通の人以上に大切なものでした。
ところが、ある時から人前で歌うことが怖くなっていきました。
「ちゃんと声が出るかな」
「失敗したらどうしよう」
「また声が詰まったら……」
そんなことを考えるようになりました。
そして気づけば、
歌うことだけではなく、話すことまで怖くなっていた。
これが僕の発声障害との長い付き合いの始まりです。
「発声障害=声帯がおかしい」だけではないらしい
ここは、今回あらためて調べてみて分かったことです。
発声障害とは、声が出しづらかったり、声の質が変化したりする状態の総称です。
原因は一つではありません。
声帯に何らかの異常がある場合もあれば、声の使い方や喉の筋肉の過緊張、神経系の問題などが関係する場合もあります。
例えば「痙攣性発声障害」という病気があります。
これは喉頭の筋肉に不随意な痙攣が起こる局所性ジストニアの一種とされ、声が詰まる、途切れる、震えるなどの症状が出ることがあります。
だから、
「声が出ない=メンタルが弱い」
と単純に決めつけることはできません。
逆に、
「喉の筋肉を鍛えれば治る」
とも言い切れません。
ここが僕自身、一番知りたいところです。
発声障害はメンタルなの?それとも筋肉なの?
僕もずっと考えています。
「人前で歌うのが怖くなった」
↓
「声が出しづらくなった」
↓
「話すときにも声が出にくくなった」
この流れだけを見ると、
「やっぱり精神的なものなのかな?」
と思ってしまいます。
でも、実際にはそんなに単純ではないようです。
例えば、過緊張性発声障害では、発声時に喉周辺の筋肉が過度に緊張することがあり、音声治療によって発声方法を調整していく治療が行われます。
一方、心因性発声障害が関係するケースもあります。
さらに、痙攣性発声障害のように、神経系が関係する発声障害もあります。
つまり、
「メンタルか?筋肉か?」
の二択ではないんですよね。
だからこそ、
まず自分がどのタイプなのかを調べることが重要なんだと思います。
「発声障害が治らない」と思ったら、まず何をする?
ここは僕自身にも言い聞かせたいところです。
何年も悩んでいると、
「どうせ治らない」
という気持ちになってきます。
でも、発声障害は原因によって治療方法が違います。
音声治療、薬物療法、場合によっては手術など、状態によって選択肢があります。日本の音声障害診療ガイドラインでも、音声治療や薬物療法、手術治療などが扱われています。
例えば痙攣性発声障害では、ボツリヌストキシンを喉頭筋に注射する治療なども行われています。
だから、
「発声障害は治らない病気」
と一括りにするのは違う。
むしろ、
「自分の声の出しづらさは何が原因なのか?」
を確認するところから始める必要がある。
僕はそう考えるようになりました。
僕が今、一番やってみたいこと
それは、
声を専門的に診てもらうこと。
普通の耳鼻科でもいいのか。
音声外来がいいのか。
言語聴覚士による音声治療を受けられるところがいいのか。
場合によっては、発声障害を専門的に診ている医療機関を探す必要があるのか。
このあたりを一度ちゃんと整理したい。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会にも、耳鼻咽喉科専門医を検索できるページがあります。
「声が出ないのは自分の気持ちの問題」
と決めつける前に、
ちゃんと喉を診てもらう。
声の状態を評価してもらう。
必要なら音声治療について相談する。
まずはそこからです。
自分でできることはないの?
ここも気になります。
ただ、僕は今回調べてみて、
自己流で無理に声を出す練習をするのは慎重になった方がいい
と思いました。
原因によっては、発声時の過緊張をさらに強めてしまう可能性があるからです。
実際、音声治療では腹式呼吸、あくび・ため息法、喉頭リラクゼーションなど、喉の過緊張を軽減するための方法が使われることがあります。
だから、
「とにかく大きな声を出そう!」
「毎日発声練習すれば治る!」
ではなく、
自分の状態に合った発声方法を専門家と探す。
これが僕には合っている気がします。
「声が出ない」が当たり前になってしまうのが怖い
最近、僕が一番怖いと思っているのはこれです。
声が出しづらいことそのものより、
声が出しづらいことに慣れてしまうこと。
人と話す。
電話する。
子どもと話す。
仕事で話す。
そんな当たり前のことを、
「今日は声が出るかな」
と考えながら生活する。
これは、正直しんどい。
しかも僕には子どもが3人います。
これから子どもたちと、もっとたくさん話したい。
くだらないことで笑いたい。
「パパ、うるさい(笑)」って言われるくらい話したい。
だから、
45歳の今、もう一度ちゃんと声と向き合ってみようと思っています。
発声障害が「治らない」と諦める前に
僕はまだ、
「治りました!」
とは言えません。
むしろ、この記事を書いている現在も声は出しづらい。
だからこの記事は、
「発声障害をこうすれば治せます!」
という記事ではありません。
そんなことを言えるほど、僕は専門家ではないからです。
これは、
何年も発声障害に悩んできた僕が、45歳になって「本気で治したい」と思った記録
です。
そしてこれから、
- どこを受診したのか
- どんな検査を受けたのか
- 何と言われたのか
- 音声治療を受けたのか
- 声は変わったのか
- 人前で話すことへの恐怖は変わったのか
全部、できるだけ正直に残していきたいと思います。
もし同じように、
「声が出ない」
「発声障害が治らない」
と悩んでいる人がいたら。
僕もまだ途中です。
だからこそ、
一緒に治す方法を探していきたい。
まとめ|僕はもう一度、普通に声を出したい
発声障害について調べてみて、僕が今感じていること。
それは、
「メンタルなのか、筋肉なのか」と自分だけで答えを出す必要はない
ということです。
発声障害にはさまざまな原因・病態があり、似た症状でも診断が異なる場合があります。専門的な診察では、問診、声の評価、喉頭の観察などを組み合わせて判断します。
だから僕は、
「治らない」と諦める前に、もう一度ちゃんと調べてもらう。
そこから始めます。
45歳。
まだまだ子どもたちと話したい。
まだまだ歌いたい。
まだまだ声を使ってやりたいことがあります。
「声が出ない人生」に慣れるつもりはありません。
治し方を探します。
そして、その過程もこのブログに残していきます。
