【映画レビュー】『Cloud クラウド』は面白い?正直評価★3|菅田将暉の怪演と賛否が分かれる理由

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目次

映画『Cloud(クラウド)』レビュー|★3の理由を正直に語る

「これは、面白いのか?
それとも、モヤモヤが残る映画なのか?」

映画『Cloud(クラウド)』を観終わったあと、正直そんな感情が残りました。
今回は5段階評価で★3
決して駄作ではないけれど、手放しでおすすめできるかと言われると悩む作品です。

それでも、菅田将暉さんの演技力と、転売というリアルな題材は間違いなく見る価値があります。

映画『Cloud(クラウド)』基本情報

映画情報(正確データ)

  • タイトル:『Cloud(クラウド)』
  • 監督・脚本:黒沢清(名匠サスペンス作家)
  • 公開年:2024年(日本公開:2024年9月27日)
  • 上映時間:123分
  • ジャンル:サスペンス / スリラー / アクション
  • 主要キャスト
    • 菅田将暉(吉井良介 / 転売ヤー)
    • 古川琴音(秋子)
    • 奥平大兼(佐野)
    • 岡山天音(三宅)
    • 荒川良々(滝本)
    • 窪田正孝(村岡)

※この記事はネタバレを極力避けて書いていますが、物語のテーマには触れています。

総合評価|★★★★★中★★★☆☆(3.0)

結論から言うと、

  • 前半:かなり良い
  • 後半:賛否が分かれる

そんな映画です。

菅田将暉の演技は、やはり別格だった

まず真っ先に伝えたいのは、
菅田将暉さんの演技がとにかくすごいということ。

いわゆる「カメレオン俳優」という言葉が、これほど似合う俳優もいません。

目線・姿勢・空気感だけで語る演技

セリフが多くなくても、

  • 目線の泳ぎ方
  • 立ち姿の違和感
  • 声のトーン

こうした細かい部分だけで、
「この人、どこか危ういな…」
と感じさせてくる。

俳優としての魅力は間違いなくトップクラスです。

正直、この映画を★3で踏みとどまらせている最大の理由は、
菅田将暉さんの存在だと思います。

転売ヤーという題材が、妙にリアルで刺さる

この映画のテーマは「転売」。

一時期、世間でもかなり話題になりましたよね。

  • 限定スニーカー
  • ゲーム機
  • チケット

欲しい人が、正規の価格で買えない現実。

映画を観ていて、
「こういう人、実際いそうだな…」
と思わせる現実味がありました。

転売は悪なのか?商売の本質を考えさせられる

ここが、この映画の面白いポイントでもあり、難しいところ。

正直に言えば、

卸し業者も、見方を変えれば半ば“転売”に近い

とも言えます。

  • 卸しから仕入れる
  • 利益を乗せて販売する
  • それをまた業者が買って販売する

これは商売の鉄則でもある。

だからこそ、
「転売=すべて悪」
と単純に切り捨てられないモヤモヤが残ります。

ただし「嘘の情報」「偽物」は完全アウト

この映画を通して、はっきりしているのはここ。

犯罪なのは、転売そのものよりも「嘘」と「偽物」。

  • 偽情報で煽る
  • 偽物を高額で売る
  • 相手を騙して利益を得る

これはもう、完全にアウトです。

映画の中でも、このラインを越えた瞬間から、
物語は一気に不穏な方向へ進んでいきます。

いきなり発生する殺人事件に戸惑う

正直、ここからが賛否ポイント。

「え、あの人がそこまでやる?」
「なんで、そこまで?」

と感じる展開が、割と唐突に訪れます

金銭的な問題というよりも、
精神的に追い詰められた人間の怖さを描きたかったのかもしれません。

ただ、観ている側としては、
「ちょっと急すぎないか?」
と感じてしまいました。

途中から“鬼畜映画”に見えてくる違和感

主人公がやっていることは、確かに褒められたものではありません。

でも、

  • 周囲がどんどん悪人化していく
  • 理不尽さが増していく

結果として、
「いや、ちょっとやりすぎでは…?」
という感覚に。

気づけば、鬼畜映画のような空気になっていました。

後半は話がぶっとび、置いていかれる感覚

映画後半、正直な感想はこれです。

「結局、何だったんだろう…?」

  • 誰が黒幕なのか曖昧
  • 守られている存在の正体も不明
  • 多くの犠牲が出たわりに、スッキリしない

転売ヤーが逆恨みされ、
多くの人が命を落とし、
最後まで明かされない存在に守られて終わる。

正直、
「ちょっと時間返してほしいかも…」
と感じたのも本音です。

『Cloud』はこんな人におすすめ

  • 菅田将暉の演技を堪能したい人
  • 社会問題をテーマにした映画が好きな人
  • モヤモヤが残る映画でも考察したい人

逆に、

  • スッキリした結末を求める人
  • 勧善懲悪が好きな人

には、合わないかもしれません。

総まとめ|評価★3だが、観る価値はある

『Cloud』は、

  • テーマは良い
  • 演技は素晴らしい
  • ただし構成と後半が惜しい

そんな映画でした。

完璧ではない。
でも、何かを考えさせられる一本なのは間違いありません。

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